iPhone何年使ってる?使用年数を調べる3つの方法と買い替え時期の見極め方

お役立ち

「このiPhone、何年使ってるんだろう?」と気になったことはありませんか。iPhoneの使用年数を知ることは、バッテリー交換や買い替えのタイミングを判断するために非常に重要です。また、中古で売却する際の査定額にも大きく影響します。

この記事では、iPhoneの使用年数を確認する具体的な方法を3つご紹介します。設定アプリからの確認手順、Appleの公式ページでの調べ方、シリアル番号の読み解き方まで、画像付きで分かりやすく解説します。

さらに、使用年数がバッテリーや性能に与える影響、中古買取価格との関係、買い替えを検討すべきタイミングまで詳しく説明します。「まだ使えるのか」「そろそろ買い替え時か」を判断する材料として、ぜひ参考にしてください。

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iPhoneの使用年数を確認する3つの方法

iPhoneの使用年数を正確に把握するには、いくつかの方法があります。それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

設定アプリから製造日とシリアル番号を確認する手順

最も簡単な方法は、iPhone本体の設定アプリから確認する方法です。以下の手順で進めてください。

確認手順

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「情報」をタップ
  4. 画面をスクロールして「シリアル番号」と「モデル番号」を確認

この画面には、デバイス名、ソフトウェアバージョン、モデル番号、シリアル番号、IMEI(国際移動体装置識別番号)などが表示されます。シリアル番号をメモしておくと、次のステップで製造日や購入日を正確に調べることができます。

モデル番号の見方
モデル番号は「A1234」のような形式で表示されます。この番号をインターネットで検索すると、どの世代のiPhoneか(iPhone 12、iPhone 13など)を特定できます。ただし、モデル番号だけでは製造年月までは分からないため、シリアル番号の確認が重要です。

Appleの保証状況確認ページで正確な購入日を調べる

Appleの公式サポートページを使えば、より正確な情報を入手できます。

確認手順

  1. Appleサポートの保証状況確認ページにアクセス
  2. 先ほど確認したシリアル番号を入力
  3. 表示される画像認証を完了

このページでは、以下の情報が表示されます。

  • 製品の購入日(または推定購入日)
  • ハードウェア保証の有効期限
  • AppleCare+の加入状況と有効期限
  • 電話サポートの利用可能期限

購入日が表示されれば、現在までの正確な使用年数を計算できます。ただし、中古で購入した場合や、購入日が登録されていない場合は「推定購入日」として製造日から数ヶ月後の日付が表示されることがあります。

シリアル番号から製造年週を読み解く方法

シリアル番号には製造時期の情報が含まれており、ある程度の規則性があります。Appleのシリアル番号は2010年以降、12文字の英数字で構成されています。

2010年〜2020年前半のシリアル番号の読み方
12文字のシリアル番号のうち、4文字目と5文字目に製造時期の情報が含まれています。

  • 4文字目:製造年を表す(例:H=2020年、J=2021年)
  • 5文字目:製造週を表す(1〜9、C〜Y)

例えば、シリアル番号が「F2LYH123ABC4」の場合、「H」は2020年製造を示しています。

2021年以降のシリアル番号
2021年以降は10文字のランダム化されたシリアル番号に変更されており、一般ユーザーが製造日を読み解くことは困難になりました。Appleの保証状況確認ページでの確認が確実です。

注意点
シリアル番号から読み取れるのは「製造時期」であり、「購入日」ではありません。実際に使い始めた時期とは数ヶ月のズレがある可能性があります。正確な使用年数を知りたい場合は、購入時のレシートや初回アクティベーション日を確認しましょう。


iPhoneの使用年数とバッテリー劣化の関係

使用年数が長くなるほど、バッテリーの劣化は避けられません。劣化の状態を確認し、適切な対応を取りましょう。

バッテリー最大容量の確認方法と劣化の目安

iPhoneには、バッテリーの健康状態を確認できる機能が標準搭載されています。

確認手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「バッテリーの状態と充電」をタップ(iOS 16以降)
  4. 「最大容量」の数値を確認

バッテリー劣化の目安

  • 100%〜95%:ほぼ新品同様。劣化をほとんど感じない状態
  • 94%〜85%:軽度の劣化。日常使用には支障なし
  • 84%〜80%:中程度の劣化。1日持たない場合も
  • 79%以下:交換推奨。Appleも交換を勧める基準

Appleは、バッテリー最大容量が80%を下回った場合にバッテリー交換を推奨しています。この状態になると、「バッテリーの状態」画面に「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」というメッセージが表示されます。

ピークパフォーマンス性能の確認
同じ画面で「ピークパフォーマンス性能」の項目も確認できます。「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されていれば問題ありません。劣化が進むと、「予期しないシャットダウンを防ぐためパフォーマンス管理が適用されています」という警告が表示されることがあります。

使用年数別のバッテリー状態と交換タイミング

使用年数とバッテリー劣化には、以下のような一般的な傾向があります。

1年未満
最大容量95%〜100%を維持することが多く、バッテリー劣化をほとんど感じません。ヘビーユーザーでも90%台後半をキープできます。

1〜2年
最大容量85%〜95%程度。充電頻度が増えたと感じ始める時期ですが、日常使用には支障ありません。毎日充電する習慣がある方なら問題なく使えます。

2〜3年
最大容量80%〜90%程度。朝フル充電しても夕方には残量が心配になる状況が増えます。モバイルバッテリーを持ち歩く人が増える時期です。

3年以上
最大容量75%〜85%程度。明らかにバッテリー持ちが悪化し、1日中使うには充電が必須です。バッテリー交換を検討するタイミングです。

バッテリー交換のタイミング
以下のいずれかに該当する場合は、バッテリー交換を検討しましょう。

  • 最大容量が80%を下回った
  • 1日1回以上の充電が必要になった
  • 突然シャットダウンすることが増えた
  • 本体が異常に熱くなる
  • 充電速度が極端に遅い

Apple正規サービスでのバッテリー交換費用は、機種により10,000円〜15,000円程度です。端末をあと1〜2年使う予定があれば、交換する価値は十分にあります。


使用年数がiPhoneの性能に与える影響

バッテリー以外にも、使用年数は端末の処理性能や使い勝手に影響します。

iOS対応年数とアップデート終了のリスク

iPhoneの寿命を決める最も重要な要素の一つが、iOSのサポート期間です。Appleは通常、発売から5〜6年程度はiOSのメジャーアップデートに対応させています。

モデル別のiOS対応年数(参考)

  • iPhone 6s(2015年発売):iOS 15まで対応(約6年)
  • iPhone 7(2016年発売):iOS 15まで対応(約5年)
  • iPhone 8(2017年発売):iOS 16まで対応(約6年)
  • iPhone X(2017年発売):iOS 16まで対応(約6年)
  • iPhone XR/XS(2018年発売):iOS 17まで対応(継続中)

最新のiOS対応が終了すると、以下のようなリスクが生じます。

セキュリティリスクの増大
新しく発見される脆弱性(セキュリティの穴)に対する保護が受けられなくなります。オンラインバンキング、クレジットカード決済、パスワード管理などを利用する場合、情報漏洩のリスクが高まります。

アプリの非対応化
主要アプリは最新のiOSバージョンを基準に開発されるため、古いiOSでは動作しなくなったり、アップデートできなくなったりします。LINE、Instagram、銀行アプリなどが使えなくなる可能性があります。

新機能の利用不可
最新のウィジェット、ロック画面カスタマイズ、AI機能などは利用できません。

iOS対応が終了したiPhoneは、セキュリティ面から使用を控えることが推奨されます。買い替えや売却を検討するタイミングといえるでしょう。

動作が遅くなる原因と使用年数の関係

「最近iPhoneの動きが遅い」と感じるのは、使用年数に伴う複合的な要因が関係しています。

ストレージの圧迫
写真、動画、アプリデータが蓄積し、ストレージ容量が逼迫すると動作が遅くなります。「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で空き容量を確認し、不要なデータを削除しましょう。

アプリのキャッシュ蓄積
長期間使用すると、Safariやアプリのキャッシュ(一時ファイル)が溜まり、動作に影響します。定期的なクリアが効果的です。

バックグラウンドアプリの増加
インストールしたアプリが増えると、バックグラウンドで動作するプロセスも増加します。「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で不要なアプリをオフにしましょう。

ハードウェアの経年劣化
内部チップやメモリも、長期間の使用で劣化します。特に3年以上使用したiPhoneでは、最新アプリの要求スペックに追いつかなくなることがあります。

iOS自体の重量化
新しいiOSは新機能が追加される分、処理負荷も増加します。古い端末で最新iOSを使うと、動作が重くなる傾向があります。

定期的な再起動、ストレージの整理、不要アプリの削除などで改善できる場合もありますが、根本的な解決には買い替えが必要なケースもあります。


iPhoneモデル別の平均寿命と使用可能年数

iPhoneは何年使えるのか、モデル別の目安を確認しましょう。

iPhone 8〜iPhone 15の実用的な使用年数

各モデルの発売年と実用的な使用可能年数をまとめました。

iPhone 8 / 8 Plus(2017年発売)

  • iOS対応:iOS 16まで(2023年終了)
  • 実用年数:5〜6年(2023年頃まで快適に使用可能)
  • 現状:iOS対応終了により、2025年時点では買い替え推奨

iPhone X / XR / XS(2017〜2018年発売)

  • iOS対応:XはiOS 16まで、XR/XSはiOS 17対応継続中
  • 実用年数:6〜7年(2024〜2025年頃まで使用可能)
  • 現状:バッテリー交換すればまだ使えるが、性能面では限界が近い

iPhone 11シリーズ(2019年発売)

  • iOS対応:iOS 18対応見込み
  • 実用年数:7〜8年(2026〜2027年頃まで使用可能見込み)
  • 現状:2025年時点でも現役。コスパの良いモデル

iPhone 12シリーズ(2020年発売)

  • iOS対応:2026〜2027年頃まで対応見込み
  • 実用年数:8年程度(2028年頃まで使用可能見込み)
  • 現状:5G対応で長く使える。中古市場でも人気

iPhone 13シリーズ(2021年発売)

  • iOS対応:2027〜2028年頃まで対応見込み
  • 実用年数:8〜9年(2029〜2030年頃まで使用可能見込み)
  • 現状:バッテリー持ちが改善され、長期使用に適している

iPhone 14 / 15シリーズ(2022〜2023年発売)

  • iOS対応:2028年以降も対応見込み
  • 実用年数:10年程度の長期使用も可能
  • 現状:最新に近いモデルで、今後も安心して使える

何年使えば「寿命」なのか?判断基準を解説

iPhoneの「寿命」を判断する基準は、使用目的や個人の感じ方によって異なりますが、以下の基準を参考にしてください。

技術的な寿命(5〜6年)
iOS対応が終了し、セキュリティアップデートが受けられなくなる時期。安全に使い続けることが難しくなります。

実用的な寿命(3〜4年)
バッテリーの劣化が顕著になり、動作の遅さを感じ始める時期。日常使用に支障が出始めます。

個人的な満足度の寿命(2〜3年)
新しい機能や性能に魅力を感じ、買い替えたくなる時期。カメラ性能や処理速度の向上を求める人が多いです。

平均的な買い替えサイクル
日本のiPhoneユーザーの平均買い替えサイクルは約3.5年というデータがあります。ただし、適切なメンテナンスを行えば5年以上使用することも十分可能です。

Appleは環境報告書の中で、iPhoneの想定使用期間を「3年」と設定していますが、これは保守的な見積もりです。実際には多くのユーザーがそれ以上使用しています。


使用年数が中古買取価格に与える影響

iPhoneの使用年数は、売却時の買取価格に大きく影響します。

年数別のiPhone買取相場一覧

2025年時点での主要モデルの買取相場を、使用年数別にまとめました(64GB/128GB、美品の場合)。

iPhone 15 Pro(2023年発売・使用1〜2年)
買取相場:80,000円〜120,000円
元値からの下落率:約20〜30%

iPhone 14 Pro(2022年発売・使用2〜3年)
買取相場:60,000円〜90,000円
元値からの下落率:約40〜50%

iPhone 13(2021年発売・使用3〜4年)
買取相場:40,000円〜60,000円
元値からの下落率:約50〜60%

iPhone 12(2020年発売・使用4〜5年)
買取相場:25,000円〜40,000円
元値からの下落率:約60〜70%

iPhone 11(2019年発売・使用5〜6年)
買取相場:15,000円〜25,000円
元値からの下落率:約70〜80%

iPhone X(2017年発売・使用7〜8年)
買取相場:8,000円〜15,000円
元値からの下落率:約85〜90%

価格下落の傾向
発売から1年目までは価格下落が緩やかですが、2年目以降は急速に下落します。3年を過ぎると、買取価格は元値の半額以下になることがほとんどです。5年以上経過すると、状態が良くても1万円台まで下がります。

使用年数が長くても高く売れるケースとは

使用年数が長くても、以下の条件を満たせば査定額がアップします。

バッテリー最大容量が80%以上
バッテリーが健全であれば、使用年数が長くても高評価されます。直前にApple正規店でバッテリー交換した場合は、その記録を提示しましょう。

外観の状態が良好
画面や背面に傷がなく、角の塗装剥げもない「美品」状態であれば、使用年数が長くても高額査定が期待できます。ケースやフィルムを使用していた端末は有利です。

大容量モデル
256GB以上の大容量モデルは、中古市場でも需要が高く、買取価格に数千円〜1万円程度の差が出ます。

人気のカラー
Pro機種のシルバーやゴールド、通常機種のホワイト系など、定番カラーは買取価格が高めです。

付属品完備
購入時の箱、充電ケーブル、説明書などが揃っていると、査定額が500円〜2,000円程度アップすることがあります。

SIMフリー・残債なし
キャリア版よりもSIMフリー版の方が買取価格が高く、分割払いが完済されている(ネットワーク利用制限「◯」)ことも重要です。

使用年数が4〜5年経過していても、これらの条件を満たせば、相場の上限価格での買取が期待できます。


iPhoneの買い替え・アップグレードを検討すべきタイミング

使用年数以外にも、買い替えを検討すべきサインがあります。

使用年数以外にチェックすべき買い替えサイン

以下の症状が複数見られる場合は、買い替えを検討するタイミングです。

バッテリー関連

  • 1日に2回以上の充電が必要
  • 充電が80%までしか進まない
  • 充電中に本体が異常に熱くなる
  • バッテリーが膨張している(画面が浮いている)

動作・性能関連

  • アプリの起動に10秒以上かかる
  • タッチ操作の反応が遅い
  • カメラアプリが頻繁にフリーズする
  • 通話中に音声が途切れる

システム関連

  • 最新iOSへのアップデートができない
  • 主要アプリ(LINE、銀行アプリなど)が非対応になった
  • セキュリティアップデートが1年以上配信されていない

物理的な問題

  • 画面に複数のひび割れがある
  • ボタンが反応しない
  • 充電ポートが接触不良を起こす
  • スピーカーから音が出ない

修理費用との比較

  • 修理費用が3万円以上かかる(画面交換や本体交換)
  • バッテリー交換しても他の不具合が多い

これらの症状が見られる場合、修理よりも買い替えの方がコストパフォーマンスが良いケースが多いです。

お得に買い替えるための下取り・売却戦略

買い替えをお得に進めるための戦略を紹介します。

売却タイミングの最適化
新型iPhone発表前の8月頃が、旧モデルの買取価格がピークになる傾向があります。発表後は一気に価格が下落するため、売却を決めたら早めの行動がおすすめです。

下取りと買取の比較
Appleの下取りプログラムは手軽ですが、買取専門店の方が高値がつくことが多いです。複数の店舗で査定を受けて比較しましょう。

データ移行の準備
iCloudバックアップを取り、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行します。iCloudからのサインアウトも忘れずに。

付属品の確認
箱、ケーブル、説明書などを探しておきましょう。揃っていると査定額がアップします。

買い替え先の選択
最新モデルにこだわらず、1〜2世代前のモデル(iPhone 13やiPhone 14)を選ぶと、性能は十分でありながらコストを大幅に抑えられます。中古市場も選択肢に入れると、さらにお得です。


使用年数に応じた保証とAppleCare+の活用法

長く使うためには、保証の活用も重要です。

購入後何年までAppleCare+に加入できるのか

AppleCare+は、iPhoneの保証とサポートを延長できるサービスです。

加入可能期間

  • 新品購入時:購入日から30日以内
  • 中古購入時:基本的に加入不可(AppleCare+は最初の所有者のみ)

保証期間

  • 標準:2年間
  • 月額プラン:解約まで継続(毎月支払い)

カバー内容

  • 画面修理:3,700円(通常は30,000円〜40,000円)
  • その他の修理:12,900円(通常は50,000円〜70,000円)
  • バッテリー交換:最大容量80%未満なら無料
  • エクスプレス交換サービス:配送による即日交換

費用対効果の判断
iPhone 15 Proの場合、AppleCare+は月額1,600円程度です。2年間で約38,000円かかりますが、画面修理1回(約37,000円)で元が取れる計算です。画面を割りやすい方や、長期間使う予定の方には加入がおすすめです。

古いiPhoneの修理費用と保証の関係

使用年数が長くなると、修理費用も気になるポイントです。

AppleCare+未加入の修理費用(2025年目安)

  • iPhone 15 Pro画面修理:56,800円
  • iPhone 14画面修理:42,800円
  • iPhone 12画面修理:37,400円
  • iPhone X画面修理:37,400円
  • バッテリー交換(全モデル共通):13,800円〜15,800円

保証期間外の修理は高額
Appleの標準保証(1年間)が切れた後は、上記の高額な修理費用が発生します。使用年数が3年を超えている端末の場合、画面修理や本体交換の費用が端末の中古価格を上回ることも珍しくありません。

修理か買い替えかの判断基準
修理費用が2万円を超える場合は、以下を検討しましょう。

  • 端末の使用年数が3年以上→買い替えがおすすめ
  • バッテリー最大容量が80%未満→買い替えの方が長期的にお得
  • iOS対応が終了間近→修理しても近いうちに使えなくなる
  • 中古買取価格が修理費用の半額以下→買い替えを検討

使用年数が2年以内で、他に不具合がない場合は修理する価値がありますが、3年以上経過している場合は買い替えた方が経済的です。


iPhoneを長く使うためのメンテナンス方法

適切なメンテナンスで、iPhoneの使用年数を延ばすことができます。

使用年数を延ばすバッテリー管理術

バッテリーは消耗品ですが、使い方次第で劣化を遅らせることができます。

最適化された充電機能を活用
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「充電の最適化」をオンにすると、iPhoneが充電パターンを学習し、80%で充電を一時停止します。満充電状態を長時間続けることによる劣化を防げます。

過充電を避ける
就寝中に充電したまま放置すると、100%状態が長時間続きます。最適化充電機能をオンにするか、充電が完了したらケーブルを外すようにしましょう。

極端な温度環境を避ける
iPhoneの動作温度範囲は0〜35度です。夏場の車内放置(60度以上になることも)や、冬場の屋外での長時間使用は、バッテリーに大きなダメージを与えます。暑い・寒い環境では使用を控えめにしましょう。

0%まで使い切らない
完全放電(0%まで使い切る)を繰り返すと、バッテリー劣化が加速します。残量20%程度で充電を始める習慣をつけると、バッテリー寿命が延びます。

純正または認証済み充電器を使用
安価な非純正充電器は、過電流や電圧の不安定さでバッテリーを傷めることがあります。Apple純正またはMFi認証(Made for iPhone)取得製品を使いましょう。

高速充電の多用を避ける
20W以上の急速充電は便利ですが、発熱によりバッテリー劣化を早めます。時間に余裕があるときは、5W〜12Wの低出力充電器を使うのがおすすめです。

これらの習慣を実践することで、バッテリーの劣化速度を20〜30%程度遅らせることができます。

ストレージとパフォーマンス維持のコツ

動作速度を保つための日常的なメンテナンス方法を紹介します。

ストレージ容量を50%以下に保つ
ストレージが90%以上埋まると、動作が遅くなります。定期的に「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で使用状況を確認し、不要なデータを削除しましょう。

使っていないアプリを削除
「非使用のAppを取り除く」機能(設定→一般→iPhoneストレージ)を有効にすると、長期間使っていないアプリを自動的に削除できます。データは保持されるため、再インストールすれば元に戻せます。

写真・動画をクラウドに移行
iCloud写真やGoogleフォトを活用し、本体ストレージを圧迫する写真・動画をクラウドに移動します。「設定」→「写真」→「iCloud写真」をオンにしましょう。

Safariのキャッシュをクリア
「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」を月1回程度実行すると、動作が軽くなります。

バックグラウンド更新を制限
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」で、必要なアプリだけをオンにします。不要なアプリのバックグラウンド動作を止めることで、バッテリー消費と処理負荷を軽減できます。

定期的な再起動
週に1回程度、電源を完全にオフにして再起動すると、メモリがクリアされて動作が安定します。「設定」→「一般」→「システム終了」から実行できます。

iOSアップデートは慎重に
最新iOSは新機能が魅力的ですが、古い端末では動作が重くなることがあります。アップデート直後のレビューを確認してから実行しましょう。使用年数が4年以上の端末では、現在のiOSバージョンにとどまる選択肢も検討してください。

定期的なバックアップ
iCloudまたはPCにバックアップを取っておけば、動作が不安定になった際に復元できます。「設定」→「[ユーザー名]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」で自動バックアップを有効にしましょう。

これらのメンテナンスを習慣化することで、使用年数が3〜4年経過しても快適な動作を維持できます。


まとめ

iPhoneの使用年数を正確に把握することは、今後の選択肢を考えるうえで非常に重要です。設定アプリからのシリアル番号確認、Appleの保証状況ページでの購入日確認、シリアル番号からの製造時期の読み解きなど、複数の方法で使用年数をチェックできます。

使用年数が長くなるほど、バッテリーの劣化やiOS対応終了のリスクが高まります。一方で、適切なメンテナンスを行えば、5年以上快適に使い続けることも可能です。バッテリー最大容量、動作速度、iOS対応状況などを総合的に判断し、「まだ使えるのか」「買い替え時期なのか」を見極めましょう。

中古市場での買取価格も、使用年数と端末の状態に大きく左右されます。売却を検討している場合は、価格が下がる前に早めの決断がお得です。

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