偽iPhoneの見分け方完全ガイド|本物と偽物の違いと購入時の注意点

お役立ち

「中古iPhoneを買ったら偽物だった」「フリマアプリで安く買ったら動作がおかしい」そんなトラブルに遭わないために、偽iPhoneの見分け方を知っておくことは非常に重要です。

近年、偽造iPhoneは驚くほど精巧になっており、外観だけでは本物と区別がつかないほどです。特に中古市場やフリマアプリ、海外の通販サイトでは、偽物が出回るリスクが高まっています。価格が異常に安いものや、正規販売店以外で購入する場合は、細心の注意が必要です。
しかし、適切な知識を持っていれば、偽物を見抜くことは十分可能です。シリアル番号の確認、外観の細部チェック、ソフトウェアの動作確認など、いくつかのポイントを押さえることで、購入前に偽物を判別できます。

本記事では、偽iPhoneの種類や特徴、本物との具体的な違い、確実に見分ける方法、安全な購入先の選び方まで、初心者にもわかりやすく解説します。これを読めば、偽物を掴まされるリスクを大幅に減らし、安心してiPhoneを購入できるようになります。

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偽iPhoneの種類と流通実態

偽iPhoneには、いくつかのタイプがあります。その種類と流通経路を知ることで、どこに注意すべきかが見えてきます。

完全な偽造品(コピー品)

最も悪質なのが、外観から内部まで本物そっくりに作られた完全な偽造品です。主に中国などで製造され、見た目は本物のiPhoneにそっくりですが、中身は全く異なるAndroid端末であることが多いです。iOS風のユーザーインターフェースを搭載し、一見すると本物と区別がつきません。Appleのロゴや「iPhone」の刻印も精巧に模倣されており、箱や付属品まで偽造されているケースもあります。これらは主に、海外の通販サイトや怪しいオンラインショップで販売されています。価格は本物の3分の1〜半額程度と異常に安く設定されていることが特徴です。

改造品・パーツ交換品

次に多いのが、本物のiPhoneをベースにしながら、内部パーツを安価な互換品に交換した改造品です。例えば、画面やバッテリー、カメラなどを正規品でないパーツに交換し、あたかも正規品であるかのように販売されるケースです。これらは外観が本物なので見分けにくく、動作も一見正常に見えますが、品質や耐久性に問題があります。中古市場やフリマアプリで、「美品」として高値で販売されていることもあります。購入後に不具合が発生しやすく、Appleの保証も受けられないため注意が必要です。

偽物が流通する主な経路

偽iPhoneが流通する主な経路は、海外の通販サイト(特に中国系のサイト)、怪しい個人経営のオンラインショップ、フリマアプリやオークションサイトでの個人売買です。また、観光地や繁華街の露店、正規代理店を装った詐欺サイトでも販売されています。正規販売店(Apple Store、大手家電量販店、大手キャリアショップ)では偽物が流通するリスクはほぼありませんが、それ以外の購入ルートでは常にリスクがあると考えましょう。特に「正規品保証」と謳いながら異常に安い価格で販売されているものは要注意です。


シリアル番号で確実に見分ける方法

偽iPhoneを見分ける最も確実な方法は、シリアル番号またはIMEI番号をAppleの公式サイトで確認することです。この方法なら、ほぼ100%の精度で判別できます。

シリアル番号・IMEI番号の確認手順

まず、iPhoneのシリアル番号を確認します。「設定」→「一般」→「情報」を開くと、シリアル番号とIMEI番号が表示されます。また、iPhoneの背面(iPhone 6s以前)やSIMトレイにも刻印されています。箱の裏面にも記載されています。次に、Appleの公式サイト「保証状況とサービス期間を確認する」ページ(https://checkcoverage.apple.com/jp/ja/)にアクセスし、シリアル番号を入力します。本物であれば、機種名、購入日、保証状況などが正確に表示されます。偽物の場合、「シリアル番号が無効です」と表示されるか、全く違う機種情報が表示されます。この確認は購入前に必ず行いましょう。

確認時の注意点

シリアル番号の確認には、いくつかの注意点があります。まず、偽造品の中には、本物のシリアル番号を流用しているケースがあります。その場合、Apple公式サイトでは正規品と表示されますが、実物は偽物です。そのため、シリアル番号の確認だけでなく、端末本体に表示されるシリアル番号と、箱やSIMトレイに記載されたシリアル番号が全て一致しているかも確認しましょう。また、購入前に確認する場合は、出品者に「シリアル番号を教えてください」と依頼します。正規品なら問題なく教えてくれるはずです。拒否された場合は、偽物の可能性が高いため、購入を避けるべきです。

外観から偽iPhoneを見分けるポイント

シリアル番号の確認ができない場合は、外観の細部をチェックすることで偽物を見抜けることがあります。

Appleロゴと刻印の品質

本物のiPhoneは、背面のAppleロゴが非常に精密に加工されており、光の当たり方で美しく輝きます。偽物の場合、ロゴの輝きが鈍かったり、わずかに歪んでいたり、印刷のような質感だったりします。また、iPhoneの背面下部には「iPhone」「Designed by Apple in California」などの刻印があり、本物は非常に細かく鮮明です。偽物は、文字が太かったり、フォントが微妙に違ったり、印字がぼやけていたりします。虫眼鏡やスマホのカメラで拡大して確認すると、違いがわかりやすくなります。

ボタンと端子の精度

本物のiPhoneは、電源ボタン、音量ボタン、サイレントスイッチの押し心地が滑らかで、カチッとしたクリック感があります。偽物は、ボタンがグラグラしていたり、押し心地が安っぽかったりします。また、Lightning端子(またはUSB-C端子)の加工精度も確認ポイントです。本物は端子内部まで丁寧に加工されていますが、偽物は粗雑な仕上げのことが多いです。カメラレンズの周囲の仕上げも要チェックです。本物は非常に滑らかで、偽物はわずかに段差があったり、接着剤がはみ出していたりすることがあります。

画面とディスプレイの品質

本物のiPhoneは、Retinaディスプレイにより、画面が非常に鮮明で色鮮やかです。偽物は、色の再現性が悪く、白っぽかったり青みがかっていたりします。また、視野角が狭く、斜めから見ると色が変わりやすいのも特徴です。画面の明るさも本物より暗いことが多いです。さらに、本物は画面の縁(ベゼル)と本体の隙間がほとんどありませんが、偽物は隙間が目立ったり、段差があったりします。画面保護フィルムが最初から貼られている場合、それで粗を隠している可能性もあるため、剥がして確認するとよいでしょう。

ソフトウェアで見分ける方法

電源を入れて動作を確認できる場合、ソフトウェア面からも偽物を見抜けます。

iOSの本物確認

本物のiPhoneは、必ずAppleの純正iOS(iPhone用のオペレーティングシステム)が搭載されています。偽物の多くは、Android OSにiOS風のスキンを被せたものです。見分け方として、「App Store」アプリを開いてみましょう。本物なら、AppleのApp Storeが開きます。偽物の場合、Google Play Storeが開くか、偽のアプリストアが表示されます。また、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を確認します。本物なら、最新のiOSバージョンや更新情報が表示されますが、偽物は何も表示されなかったり、偽の更新画面が出たりします。Siriを起動してみるのも有効です。本物のSiriは音声認識の精度が高く、自然な会話ができますが、偽物は反応しないか、全く別の音声アシスタント(Googleアシスタントなど)が起動します。

動作速度とアプリの挙動

本物のiPhoneは、Appleの高性能チップ(A17 Bionicなど)を搭載しており、動作が非常に滑らかです。アプリの起動は一瞬で、スクロールもヌルヌルと動きます。偽物は、低性能なチップを使っているため、動作が遅く、カクカクします。特に、カメラアプリを起動してみると違いがわかりやすいです。本物は起動が速く、写真の画質も高いですが、偽物は起動が遅く、画質が明らかに劣ります。また、Face ID(顔認証)やTouch ID(指紋認証)の精度も確認できます。本物は瞬時に認証されますが、偽物は認証機能自体がないか、あってもダミーで機能しません。

Apple IDとの連携確認

本物のiPhoneは、Apple IDでサインインすると、iCloud、App Store、iMessageなど、全てのAppleサービスにシームレスにアクセスできます。偽物の場合、Apple IDを入力しても「サーバーに接続できません」などのエラーが出たり、偽のログイン画面が表示されたりします。また、「iPhoneを探す」機能が正常に動作するかも確認ポイントです。本物なら、他のAppleデバイスから位置情報を確認できますが、偽物は機能しません。購入前に確認できる場合は、出品者に「Apple IDでサインインできますか?」と聞いてみるのも有効です。

価格から偽物を疑うべきケース

異常に安い価格は、偽物の大きなサインです。適正価格を知り、疑うべきケースを把握しましょう。

相場価格の調べ方

iPhoneの適正価格を知るには、Apple公式サイトの定価、大手キャリアの販売価格、信頼できる中古買取店の相場を確認します。例えば、iPhone 15 Pro 128GBの新品は約16万円、中古でも状態が良ければ10万円以上が相場です。これが5万円以下で売られていたら、明らかに異常です。中古iPhoneの相場は、「iPhone 買取相場」で検索すると、複数の買取業者の価格が確認できます。また、メルカリやヤフオクで同じ機種の「売り切れ」商品の価格を見ることでも、相場感が掴めます。相場の7割を大きく下回る価格で販売されている場合は、偽物または盗品、故障品の可能性があります。

「激安」「格安」には要注意

「正規品が半額!」「最新iPhoneが50%オフ!」といった広告や出品は、ほぼ確実に詐欺か偽物です。正規のApple製品で大幅な値引きが行われることはほとんどありません。あったとしても、Apple公式のセールや、大手家電量販店のポイント還元程度です。フリマアプリでも、「急な出費で格安出品」「早い者勝ち」などの文言で、相場より大幅に安く出品されているものは要注意です。また、「新品未開封」と謳いながら異常に安い場合も疑うべきです。本物の新品未開封なら、定価に近い価格で売れるため、わざわざ格安で出品する理由がありません。

購入先の選び方と安全な購入方法

偽物を掴まないための最も確実な方法は、信頼できる販売店で購入することです。

絶対に安全な購入先

偽物のリスクがほぼゼロの購入先は、Apple Store(直営店・オンライン)、Apple公式サイト、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の直営ショップ、Apple認定リセラー(ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店)です。これらの店舗では、正規品のみが販売されており、保証も確実です。多少価格が高くても、安心を買うと思えば、これらの正規販売店での購入が最善の選択です。中古を購入する場合でも、大手の中古専門店(じゃんぱら、ゲオ、ブックオフなど)は、買取時に厳重な真贋チェックを行っているため、比較的安全です。

注意が必要な購入先

注意が必要なのは、海外の通販サイト(AliExpress、Wishなど)、正規代理店を装った怪しいオンラインショップ、SNS上の個人販売、フリマアプリ・オークションサイトでの個人売買です。これらでは、偽物や盗品が混在しているリスクが高いです。特に、出品者の評価が低い、取引実績が少ない、プロフィールが不自然、質問に対する回答が曖昧、といった場合は要警戒です。ただし、フリマアプリでも、出品者が信頼できると判断できれば購入する価値はあります。その場合、必ず事前にシリアル番号を聞き、Apple公式サイトで確認してから購入しましょう。

保証とサポートで見分ける

正規品と偽物では、購入後の保証やサポートに大きな違いがあります。

Appleの正規保証の内容

本物のiPhoneには、Appleの1年間のメーカー保証が付いています。この保証により、製造上の不具合があった場合、無償で修理または交換が受けられます。また、AppleCare+に加入すれば、保証期間を2年または3年に延長でき、過失による故障も低額で修理できます。さらに、Apple Storeや正規サービスプロバイダでの技術サポート、電話サポートも受けられます。購入後にApple公式サイトで保証状況を確認でき、保証の有効期限や残り期間が表示されます。偽物の場合、この保証が一切受けられません。

偽物を購入してしまった場合の対処

万が一、偽物を購入してしまった場合、購入先によって対処法が異なります。フリマアプリで購入した場合は、すぐに出品者に連絡し、返品・返金を求めましょう。メルカリやPayPayフリマなどには「偽物だった場合の保証」があり、運営に報告すれば返金対応してもらえる可能性があります。海外通販サイトで購入した場合は、返品・返金が難しいことが多いですが、クレジットカード会社に「チャージバック(不正請求の取り消し)」を依頼できる場合があります。また、警察に被害届を出すこともできます。ただし、返金や犯人逮捕は難しいため、そもそも偽物を買わないための予防が最重要です。

中古iPhoneを安全に購入するためのチェックリスト

中古iPhoneを購入する際は、以下のチェックリストを活用しましょう。これらを全て確認することで、偽物や問題品を避けられます。

購入前の確認項目

購入前に確認すべき項目は以下の通りです。まず、出品者の評価と取引実績を確認します。評価が95%以上、取引回数が50回以上あれば比較的安心です。次に、商品写真が実物の写真かを確認します。メーカーのカタログ画像を転用している場合は要注意です。シリアル番号またはIMEI番号を聞き、Apple公式サイトで確認します。ネットワーク利用制限の状態(○、△、×)も確認します。×(赤ロム)は通信不可なので絶対に避けましょう。付属品の有無、バッテリーの最大容量(「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で確認可能)、画面割れや傷の有無も確認します。不明点があれば、遠慮せず質問しましょう。

受け取り後の確認項目

商品を受け取ったら、すぐに以下を確認します。まず、電源を入れて正常に起動するかを確認します。次に、先述のシリアル番号確認、ソフトウェアの動作確認を行います。Apple IDでサインインできるか、App Storeでアプリをダウンロードできるか、カメラやマイク、スピーカー、各種ボタン、Face ID/Touch IDが正常に動作するかも確認します。Wi-Fiとモバイル通信の接続も確認しましょう。問題があれば、受取評価をする前に、すぐに出品者に連絡します。フリマアプリでは、受取評価後は返品・返金が難しくなるため、必ず評価前に全て確認しましょう。

最新の偽造手口と対策

偽造技術は年々進化しており、最新の手口を知っておくことも重要です。

精巧な偽箱と偽付属品

最近の偽造品は、箱や付属品まで精巧に偽造されています。箱の印刷品質、シールの貼り方、付属品の質感まで本物そっくりです。しかし、よく見ると、箱の文字のフォントが微妙に違ったり、シールの位置がずれていたりします。また、付属品の充電ケーブルに「Designed by Apple in California Assembled in China」と刻印されているかを確認しましょう。偽物は、この刻印がなかったり、文字が不鮮明だったりします。また、Lightning端子の内部の金属部分の色や仕上げも異なることがあります。箱があるからといって安心せず、本体自体の確認を怠らないようにしましょう。

盗品や不正入手品のリスク

偽物ではなく本物でも、盗品や不正に入手されたiPhoneには別のリスクがあります。これらは「アクティベーションロック」がかかっており、前の所有者のApple IDとパスワードがないと使用できません。購入後に「アクティベーションロックがかかっている」と気づいても、解除はほぼ不可能です。購入前に、iPhoneが初期化されており、アクティベーションロックがかかっていないことを確認しましょう。また、ネットワーク利用制限が「×(赤ロム)」の端末は、盗難や料金未払いで通信が制限されているため、購入してはいけません。

まとめ:偽物を避けて安心のiPhone購入を

偽iPhoneを見分けるためには、複数の確認方法を組み合わせることが重要です。最も確実なのは、シリアル番号またはIMEI番号をApple公式サイトで確認することです。これだけで、ほぼ確実に偽物を見抜けます。

外観の確認では、Appleロゴ、刻印、ボタンの品質、ディスプレイの鮮明さをチェックします。ソフトウェアでは、App Storeの動作、Siriの起動、動作速度を確認しましょう。

価格が相場より大幅に安い場合は、偽物または問題品の可能性が高いため、避けるべきです。購入先としては、Apple Store、大手キャリア、Apple認定リセラーが最も安全です。

中古を購入する場合は、大手中古専門店か、フリマアプリでも評価の高い出品者から購入し、必ず事前にシリアル番号を確認しましょう。

これらの知識を活用すれば、偽物を掴まされるリスクを大幅に減らし、安心してiPhoneを購入できます。

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