iPhoneを買取に出す際、必ず確認されるのが「探す」機能の解除です。この機能が有効なままでは、次の所有者がiPhoneをアクティベーションできず、買取業者も端末を受け取れません。実際、買取査定時に「探す」機能がオンのままだと、その場で買取不可となるケースも少なくありません。
本記事では、iPhone売却を検討している方に向けて、「探す」機能の解除方法を画像付きで詳しく解説します。設定アプリからの解除手順、iCloudを使った遠隔操作、よくあるトラブルの対処法まで、初心者でも迷わず実行できる内容です。
中古iPhoneの買取をスムーズに進めるために、ぜひ最後までご覧ください。所要時間はわずか5分程度です。
iPhone「探す」機能とは?売却前に知っておくべき基礎知識
iPhoneを売却する前に、まず「探す」機能の役割を正しく理解しておきましょう。この機能は紛失時の安全装置として非常に重要ですが、買取の際には必ず解除が求められます。
「探す」機能の基本的な役割
「探す」機能は、Appleが提供する紛失デバイス追跡サービスです。位置情報を利用してiPhoneの現在地を地図上で確認でき、紛失時には遠隔でロックや音を鳴らすことができます。さらに「アクティベーションロック」という仕組みにより、Apple IDのパスワードなしでは初期化や再設定ができないため、盗難対策としても機能します。この保護機能があるからこそ、売却前の解除が必須となるのです。
買取業者が解除を求める理由
買取業者がiPhone受取時に「探す」機能の解除を確認するのは、アクティベーションロックによる転売不可を防ぐためです。ロックが有効なままでは、次の購入者が端末をセットアップできず、実質的に使用不可能な状態になります。そのため、多くの買取店では査定時に必ず設定画面を確認し、解除されていない場合は買取を断るか、その場で解除をお願いすることになります。スムーズな買取のためにも、事前の解除が推奨されます。
売却後のトラブルを防ぐために
「探す」機能を解除せずに売却すると、買取後に業者から連絡が来て解除を依頼されることがあります。最悪の場合、買取キャンセルや返送費用の請求といったトラブルに発展する可能性もあります。また、解除していないことで個人情報が端末に紐付いたままとなり、プライバシーの観点からもリスクがあります。事前に正しい手順で解除することで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。
iPhone「探す」機能の解除が必要なシーン
「探す」機能の解除は、iPhone売却時だけでなく、さまざまな場面で必要となります。ここでは、解除が求められる代表的なシーンを紹介します。
中古買取・下取りに出す時
iPhoneを買取店や携帯キャリアの下取りプログラムに出す際は、必ず「探す」機能の解除が求められます。オンライン買取の場合、端末発送前に解除を済ませておかないと、査定完了後に減額や買取不可で返送されるケースもあります。特に郵送買取では、解除忘れによる往復の送料負担が発生することもあるため、発送前の確認が重要です。事前に設定画面のスクリーンショットを撮っておくと安心です。
修理や交換サービスを利用する時
AppleストアやApple正規サービスプロバイダで修理を依頼する際も、「探す」機能の解除が必要です。特に本体交換を伴う修理の場合、技術者が端末の動作確認を行う際にアクティベーションロックがあると作業が進められません。修理予約時や持ち込み時に解除を求められるため、来店前に自宅で解除しておくとスムーズです。修理完了後は、再度機能を有効化することを忘れないようにしましょう。
家族や友人に譲渡する時
使わなくなったiPhoneを家族や友人に譲る場合も、必ず「探す」機能を解除してください。解除せずに譲渡すると、相手が初期設定を進められず、あなたのApple IDとパスワード入力を求められます。これはプライバシー上好ましくありませんし、相手が端末を自由に使えない状態になります。譲渡前には「探す」の解除に加えて、端末の初期化(工場出荷状態へのリセット)も併せて行うことが推奨されます。
【手順解説】iPhone本体から「探す」を解除する方法
ここからは、iPhone本体の設定アプリを使った「探す」機能の解除手順を、ステップごとに詳しく解説します。
事前に準備するもの
解除作業を始める前に、以下の情報を手元に用意しておきましょう。まず、iPhoneに登録しているApple IDとパスワードが必要です(Face IDやTouch IDではなく、パスワードの入力が求められます)。また、安定したWi-Fiまたはモバイルデータ通信環境も必要です。Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合は、事前にパスワードリセット手続きを済ませておく必要があります。これらが揃っていれば、作業は5分程度で完了します。
設定アプリからの解除手順(詳細版)
iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開き、画面最上部に表示されている自分の名前(Apple IDアカウント)をタップします。次に「探す」という項目を選択し、「iPhoneを探す」をタップしてください。画面に表示される「iPhoneを探す」のトグルスイッチをオフに切り替えると、Apple IDのパスワード入力画面が表示されます。正しいパスワードを入力すると、「探す」機能が無効化され、アクティベーションロックも同時に解除されます。この時点で、iPhoneは買取や譲渡が可能な状態になります。
解除完了の確認方法
解除が正常に完了したかを確認するには、再度「設定」→「自分の名前」→「探す」と進み、「iPhoneを探す」がオフ(グレー表示)になっているかチェックしてください。オフになっていれば解除成功です。念のため、iCloud.com(後述)にアクセスして、デバイスリストから該当のiPhoneが削除されているか確認するとより確実です。オフになっているにもかかわらず、iCloud上にデバイスが残っている場合は、完全に解除されていない可能性があるため、再度手順を実行してください。
iCloudから遠隔で「探す」を解除する手順
iPhone本体が手元にない場合や、すでに売却・譲渡してしまった場合でも、iCloudを使えば遠隔で「探す」機能を解除できます。
iCloud.comにアクセスする方法
パソコンやタブレットのブラウザから「iCloud.com」にアクセスし、Apple IDとパスワードでサインインします。ログイン後、画面に表示される「iPhoneを探す」アイコンをクリックしてください。すると、あなたのApple IDに紐付けられた全デバイスの一覧が地図上に表示されます。この画面から、遠隔でのロック解除や音の再生、そして「探す」機能の解除が可能です。操作はシンプルで、iPhoneが手元になくても安心して作業できます。
デバイスリストから解除する手順
iCloud.comの「iPhoneを探す」画面で、上部の「すべてのデバイス」をクリックし、解除したいiPhoneを選択します。デバイス情報ウィンドウが表示されたら、「アカウントから削除」ボタンをクリックしてください。確認画面が出るので「削除」を選択すると、そのiPhoneの「探す」機能とアクティベーションロックが解除されます。この操作により、次の所有者が問題なく初期設定を行えるようになります。削除後は、念のためデバイスリストを再確認し、該当のiPhoneが消えていることを確認しましょう。
遠隔解除の注意点
iCloudからの遠隔解除は便利ですが、いくつか注意点があります。まず、iPhoneがインターネットに接続されている必要はなく、Apple側のサーバーから紐付けが削除されるだけです。ただし、すでに端末を手放している場合、次の所有者がApple IDを求められる画面で困惑する可能性があるため、売却・譲渡前に解除しておくのがマナーです。また、削除操作は取り消しができないため、誤って現在使用中のiPhoneを削除しないよう、デバイス名やモデルを慎重に確認してください。
解除できない時のトラブルシューティング
「探す」機能の解除中に問題が発生することもあります。ここでは、よくあるトラブルと対処法を紹介します。
Apple IDパスワードがわからない場合
パスワードを忘れてしまった場合は、Apple公式の「Apple IDアカウント管理ページ(appleid.apple.com)」からパスワードリセットを行います。登録済みのメールアドレスや電話番号を使った本人確認を経て、新しいパスワードを設定できます。二要素認証を有効にしている場合は、信頼できるデバイスに送られる確認コードが必要です。リセット完了後、新しいパスワードで「探す」機能の解除手順を再度実行してください。時間がかかることもあるため、売却予定がある場合は早めに対処しましょう。
ネットワークエラーで解除できない場合
「探す」機能の解除には、インターネット接続が必須です。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が不安定だと、解除処理が完了しない場合があります。まず、別のWi-Fiネットワークに接続するか、モバイルデータ通信に切り替えて再試行してください。それでも解決しない場合は、iPhoneを再起動してから再度手順を実行します。Appleのサーバー側で一時的な障害が発生している可能性もあるため、時間を置いてから試すのも有効です。
それでも解決しない時のサポート活用法
上記の方法でも解除できない場合は、Apple公式サポートへの問い合わせが必要です。Appleサポートアプリや公式ウェブサイトから、チャットまたは電話でのサポートを受けられます。その際、購入時のレシートや保証書があると、本人確認がスムーズに進みます。また、近くにApple StoreやApple正規サービスプロバイダがあれば、直接来店して相談するのも確実な方法です。専門スタッフが状況を確認し、適切な解決策を提示してくれます。
Apple IDと「探す」機能の関係性
「探す」機能を正しく理解するには、Apple IDとの関係性を把握しておく必要があります。
Apple IDがデバイスを紐付ける仕組み
Apple IDは、iPhoneを含むAppleデバイス全体を管理するための個人アカウントです(他社でいうGoogleアカウントのようなもの)。iPhoneに初めてサインインした時点で、そのデバイスはあなたのApple IDと紐付けられ、「探す」機能が有効化されます。この紐付けにより、位置情報の追跡、遠隔ロック、データ消去などが可能になります。逆に言えば、Apple IDとの紐付けを解除しない限り、他人は端末を使用できない仕組みです。
アクティベーションロックとは
アクティベーションロックは、「探す」機能に含まれるセキュリティ機能です。iPhoneを初期化しても、元のApple IDとパスワードを入力しない限り、再アクティベーション(初期設定)ができません。これにより、盗難されたiPhoneが転売されても使用不可能な状態を保てます。売却時にこのロックを解除しないと、次の所有者が端末を使えないため、買取業者は必ず解除確認を行います。ロック解除には、正しいApple IDとパスワードが不可欠です。
二要素認証との関連性
Apple IDに二要素認証を設定している場合、「探す」機能の解除時に確認コードの入力が求められることがあります。これはセキュリティを高めるための措置で、パスワードだけでなく、信頼できるデバイスに送られる6桁のコードが必要になります。解除作業中にコード入力画面が表示されたら、手元の別のAppleデバイス(iPadやMacなど)で確認コードを受け取り、入力してください。二要素認証は不正アクセス防止に非常に有効なため、設定の継続をおすすめします。
売却・買取前のチェックリスト
iPhoneを買取に出す前に、「探す」機能の解除以外にも確認すべき項目があります。ここでは、スムーズな買取のための完全チェックリストを紹介します。
データバックアップの実施
売却前に必ず行うべきは、iPhoneのデータバックアップです。iCloudまたはパソコンのiTunes(Finder)を使って、写真、連絡先、アプリデータなどを保存しておきましょう。バックアップを取らずに初期化すると、大切なデータが永久に失われます。特に、機種変更を伴う売却の場合、新しいiPhoneへのデータ移行がスムーズになります。バックアップ完了後は、念のため内容を確認し、重要なデータが含まれているか確認してください。
SIMカードとアクセサリの取り外し
買取前には、SIMカード(通信用の小型カード)を必ず取り出してください。SIMカードには電話番号などの個人情報が含まれており、抜き忘れると情報漏洩のリスクがあります。また、ケースや保護フィルム、イヤホンなどのアクセサリも取り外しましょう。買取査定では、本体のみの状態が基本です。純正の箱や充電器がある場合は、一緒に持ち込むと査定額がアップすることもあります。
初期化(リセット)の実施
「探す」機能を解除した後は、iPhoneを工場出荷状態に初期化します。「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択してください。この操作により、個人データが完全に削除され、次の所有者が新品同様の状態から使い始められます。初期化後は電源を入れず、そのまま買取店に持ち込むか発送するのが理想的です。起動確認は買取店が行います。
「探す」機能を無効化するリスクと注意点
「探す」機能は便利ですが、無効化には一定のリスクが伴います。売却時以外で解除する際の注意点を押さえておきましょう。
紛失時に追跡できなくなる
「探す」機能を無効にすると、iPhoneを紛失した際に位置情報で追跡することができなくなります。電車内や飲食店に置き忘れた場合でも、地図上で場所を確認できないため、発見が困難になります。また、盗難被害に遭った場合も、遠隔ロックやデータ消去ができません。売却や修理など、明確な理由がない限り、「探す」機能は常時オンにしておくことを強く推奨します。日常使用中は、決して無効化しないでください。
第三者による不正利用のリスク
「探す」機能を無効にした状態でiPhoneを紛失すると、拾った人が自由に端末を使用できる状態になります。アクティベーションロックがないため、初期化すればすぐに転売可能です。また、端末内に残っているデータ(写真、メール、SNSなど)にアクセスされる危険性もあります。こうしたリスクを避けるため、売却や譲渡以外の目的で無効化することは避け、どうしても必要な場合は短期間に留めましょう。
代替セキュリティ対策の検討
やむを得ず「探す」機能を無効化する期間がある場合は、代替のセキュリティ対策を講じましょう。パスコードを複雑なものに変更する、Face IDやTouch IDを必ず有効にする、重要なデータは事前にバックアップして端末から削除するなどの対策が有効です。また、サードパーティの紛失防止アプリ(位置情報共有アプリなど)を併用することで、リスクを軽減できます。ただし、Appleの純正機能ほどの安全性はないため、あくまで一時的な措置と考えてください。
まとめ:安心してiPhoneを売却するために
iPhone「探す」機能の解除は、買取や譲渡に欠かせない重要な手順です。本記事でご紹介した設定アプリからの解除方法、iCloudを使った遠隔操作、そしてトラブル時の対処法を押さえておけば、初めての方でも安心して作業できます。
解除作業そのものは5分程度で完了しますが、事前準備として以下のポイントを忘れずに実施しましょう。
- データの完全バックアップ
- Apple IDとパスワードの確認
- SIMカードの取り外し
- 本体の初期化
これらを確実に行うことで、買取店での査定がスムーズに進み、減額や買取拒否のリスクを避けられます。
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